剪定・除草・伐採・工事、庭の手入れって適正価格はいくらなの??

『庭の除草、剪定、工事・・・業者は沢山あるけど何を基準に選べば良いか分からない』
『わざわざ見積り無料で来てもらって断りづらいし、それが適正な価格なのか分からない』
『めちゃくちゃ安いけど、クオリティは大丈夫なのかな?』
『この木を剪定すると相場ではどのくらい掛かるの?』等々
一般の方はまず分からないのですよね?
どんな方に対しても分かりやすくお応えする≪庭なら かど松≫です。
お庭のことであれば先ずは御一報下さいませ。※見積りは無料です

  ⇒適正価格が詳しく知りたい方は下へぐぐっとスクロールして下さい

目次

※画像はフルハーネスではありませんが、2022年1月2日 労働安全衛生法が改正に伴いフルハーネス着用して作業しております。近日フルハーネス画像と差し替えます。


ここから先は≪適正価格≫が何か、詳細を知りたい方のみお読みください

一般的には剪定でも除草でも工事でも
『どのくらい時間が掛かるのか?』と
『どのくらい危険があるか?』で価格に差が出てきます。

大抵の植木屋さんは≪単価表≫が各々あり

【単価】の変数⇒【時間】×【危険度】

 となっているんです。


例1) 高さ2mの生垣を横幅10m刈り込む場合

丁寧に刈込鋏で≪手刈り≫するのと、ヘッジトリマーという機械を使って≪機械刈り≫するのとでは掛かる時間が倍以上違います。明確に違うのは手刈りは時間が掛かりますが仕上がりは綺麗で、機械刈りは切り口が荒くなりやすく作業としては早いものの仕上がりは手刈りに劣ります。

⇒ 手刈りの価格>>>機械刈りの価格 になります。


例2) 高さ2mの中木3本と高さ5mの高木1本の剪定時間が一緒だった場合

切った枝葉が地面まで落ちる時、風の影響等で樹木の高さと同じくらいの距離まで散ってしまうことがあります。当然、その範囲を養生(物が傷つかないように保護)せねばなりませんし、高くなればなるほど作業の危険度が増し、場合によっては高木の下を通る通行人を守るため安全監視員を配置せねばならないことがあります。もっと言えば、高所作業車で作業せねばならないことも多々あります。時間が同じでも金額が全然違ってくるのです。

⇒ 中木3本×危険度小<<<高木1本×危険度大


例3) 違う樹種だけど同じ高さなのに単価が違う場合

圧倒的に時間の掛かる樹木の代表格=クロマツ 高さ3m と ハナミズキ 高さ3mで比較すると、枝ぶりにもよりますが、かたやクロマツは半日掛かりの鋏を使わない手作業で≪ミドリ摘み≫や≪古葉落とし≫をしますが、ハナミズキは30分程度で終わってしまいます。・・・・同じ単価では出来ませんよね?(笑) 

⇒ クロマツ1本>>>>>>>ハナミズキ1本 だったりします


例4)季節によって単価が違う場合

樹木には≪落葉樹≫と≪常緑種≫があります。読んで字の如く、『冬に葉っぱが落ちる樹木』と『冬でも葉っぱが落ちない樹木』です。一生懸命光合成している真夏にバサバサ剪定はしないものです。樹木が休んでいる冬の間に剪定するとすれば、当然、葉っぱが無い樹木は剪定に時間は掛かりませんし、発生材(剪定クズ・ゴミ)もあまり出ません。一方、常緑樹は冬でもモサモサしてますから、剪定に時間は掛かるし切りクズも大量に発生します。

⇒ 冬の落葉樹の単価<冬の常緑樹の単価


例5) 大きくなり過ぎた樹木を≪伐採≫する場合と≪抜根≫する場合

一番誤解が多いのはこの伐採と抜根ではないでしょうか?なんとなく語感が似ているので同じ作業のように思ってしまい勝ちですが、『この木を伐採してくれ』と依頼されるのと『この木を抜根してくれ』と依頼されるのでは、作業する我々からすれば全く別物です。伐採は地表から上の部分を伐ってその場から樹木を撤去することですが、抜根となると、伐採した上で手掘り或いは機械を使って根っこを掘り出す土木工事になります。しかも地中の図面があれば良い方で、大抵は長いこと放置され地中の配管図面もなく、現場で確認しながら慎重に慎重に慎重に堀り進めます。・・・・失敗すると? 『水道管破裂』なんてことも・・・・ 伐採も危険ですが、抜根はそれ以上に危険で膨大な時間の掛かる作業なのです。

⇒ 伐採時間×危険度大<<<抜根時間×危険度極大!

※そのような抜根をせねばならない場合というのは『同じ場所に違う樹木を植えたいので根っこがあっては植えられないから』等、特殊な事情がある場合が多いです。判断基準として個人的には、他に影響がないなら出来るだけ伐採で済ませた方が無難、と思っています。


例6) 障害物のない平地に生えている樹木の剪定と崖に生えている樹木の剪定をする場合

これは自明ですよね? 同じ樹木であっても状況によって掛かる時間も危険度も変わります。

⇒ 平地の樹木の剪定時間×危険度なし<<<崖の樹木の剪定時間×危険度大


 いくつか例をお出ししましたが、庭木で扱う樹木だけでも何百種類とあり、全てを明示することは適いません。

最終的には『お客様のお庭を現地で見てお見積りさせていただく』ことになります。

 

 さて、そこで適正価格に対する当事業の答えですが、その前に・・・・

皆さん、昨今の【隠れたインフレ】をご存じですか?

「え?今はデフレ脱却とか言ってるからインフレとは逆でしょ?」

と聞こえてきそうですね。実は隠れたインフレというのは、デフレ状況下で価格を上げたら競争力が弱まるので『お値段据え置きだけど内容量を減らしたり、作業を効率化したり工数を減らすこと』だったりします。デフレが進行するとこのような状況が発生します。お値段据え置きですら質を低下させる社会情勢の中で、世間の相場から逸脱した低価格な商品・サービスは、飛びつく前に一度精査する必要があります。革新的な技術・技能を駆使して大幅に安くなっているのであれば納得しますが、造園工事業における高木作業や工事は、Am〇zonで物を買って届けてもらう以上に一定の≪危険≫が伴います。我々造園工事業にたずさわる者は『絶対に事故を起こさない』信念の下、安全確実にサービスを提供するため色々な努力を積み重ねております。同じ作業であれば安い業者を選ぶのは当然ですが、安全やクオリティを下げてしまっている業者に依頼して最終的に高くつくようでは本末転倒です。そういった意味で、安全管理のしっかりした業者を選ぶべきだと思います。

 では、最後に適正価格について当事業での考え方を明記しておきます。当事業では、【公共建築工事費積算基準】(←いわゆる歩掛り)を参考に皆様が分かりやすい単価設定を採用しています。流石、国の機関が徹底的にリサーチして毎年更新している単価設定は見事という他ありません。当事業の創業当初も当たり前ですが他社を何十社もリサーチをしました。そこで平均を出してみると・・・・公共事業とほぼ同じ金額になるんですよ。勿論、皆さまが混乱しないよう当事業の価格を毎年改定するようなことはありません。数年先まで見越して単価を決定しており、余程のデフレ・インフレや消費税20%とかにならない限り簡単に値上げすることもありません。国の価格が適正でなかったら、まずは国に是正を要求せねばなりませんよね?(笑) 実際の公共事業の単価は非常に細かく設定されており、正に『微に入り細を穿つ』が如しです。それをそのまま採用してしまっては皆さんが混乱し、余計に分からなくなるのは間違いありません。

≪庭なら かど松≫では、皆さんに分かりやすいような根拠をもとにシンプルな価格提示に務めております。当事業は特別安くも特別高くもありません(笑) 『平均よりちょっと安いかな・・・・』を目指しています。

そして、その適正価格で実施する作業の中で『皆さんの要望以上に応えたい』をモットーに奮闘努力しております。


参考までに

下の画像はヘッジトリマー(刈払機:通称バリカン)で作業してから数か月経った時のレッドロビンの生垣です。葉っぱの変色がありますよね?手刈りと違い、どうしても機械の刃と刃で挟み込んで切っていく特性上、切り口が荒くなりやすいです。手刈りだと切り口がかなり綺麗なので、このような変色は少なくなります(※ない、とは言いません。葉を切ることには変わりないので)。長さ数十mもの工場の生垣等でしたら手で刈ると何日も掛かってしまうのでバリカンで作業せざるを得ませんが、個人庭やマンションのエントランスでは手刈りをオススメします。とは言え、お客様のご予算もありますから、安く出来る方法はありますが、ちゃんとメリット・デメリットを把握した上で発注された方が良いですね。当事業では、必ず『生垣をこのご予算で実施するのであれば機械刈りになりますが、このような感じになります』と正直にお伝えしています。まぁ、直ぐに新しい葉が生い茂る樹種もありますので、時間が解決すると言えばするのですが・・・・