毎木調査で炭素蓄積量の変化を継続的に測定し、そのデータから色々なことが読み取れるようになります。毎回勉強会や座談会を通して参加者全員のベースとなる知識の向上、また未来に向けて何をすべきか討論をし、とても有意義な時間を過ごしています。
個人的には、人間の生活と自然保護はトレードオフの関係であり、両方を満たすことは困難と考えます。ではどうすれば良いのか??
私としては《ゾーニング》だと思います。
例えば次の3つのような区域分けです。
人間の生活区域+資材供給のための多様性に乏しい区域+多様性に富んだ区域
自然保護が全てなのであれば人間が要らない、という極論になってしまいますが、
自然保護のために子どもたちの生活が疎かになってよい人は居ません。
かといって、今のまま自然破壊を続けていれば遠からずその子どもたちの生活を脅かします。
それと同時に他にもトレードオフがあります・・・・
多様性の確保 と 巨樹の保護
保護区域の拡大 と 利益享受者の生活
です。
例えば、巨樹の林があるとしましょう。
その林間の下層は多様性が非常に乏しいです。
人工林である杉林も《緑の砂漠》と言われるくらい下層植生は貧弱です。
※植物が限定されているので、植物食の昆虫も落葉食の昆虫も種類が限られ、それらに寄生する昆虫や捕食者も限定されます。つまり、多様性のレベルは砂漠と変わらなくなります。
故に、人間の生活のために必要な資材を得る区域(植林された山等)と本当の意味で自然が豊かな多様性に富んだ区域を分けて考えねばなりません。
それをごっちゃにして全てを多様性に富んだ区域にしようとすれば非効率になります。
具体的には
林業関係者「え・・・・、ごちゃまぜの中から杉を見つけて伐採して搬出する??採算取れないよ??」
など、弊害が大きすぎます。
また、海に関して言えば保護区域をいたずらに増やしたとしましょう。
「ここでは何も獲っちゃダメだよ!!!」
漁業関係者「ハイッ!?じゃ、俺等どうやって生活するの??」
になることは自明です。
どこで線引きしてどこを落としどころにするのか?
計画の策定や利害関係者との調整を含め、非常に難解です。
私は海に関してサッパリ分かりませんが、少なくとも緑に関わる仕事をしておりますので
専門的な知識を常にブラッシュアップして、今できるベストでなくともベターに取り組んで行こうと思いました。
このサイトをご覧になられる方(私に何か売りつけたい営業関係者以外)のほとんどは緑化事業関係者と思います。
少なくとも30by30が何なのかくらいは知っておかれるべきですし、自分なりの意見を持っておかれた方がよろしいかと思います。
※高々5~6年で2030年になりますから『30by30の後は??』にも注視したいですね、40by60になるやも・・・・www
かど松では、緑に関する色々な調査を承っております。
漠然と《どうしたら良いのか分からない》ことでも結構です。
先ずはご一報下さいませ。
一緒に解決策を探していきましょう。