Sustainable Development Goals

SDGsと言う単語を最近ちらほら見かけますね。
『色々開発してきたけど、これまでのやり方では次世代がとんでもないことになる』という危機感から、国連が《持続可能な開発目標》として17の世界的な目標を定めたものです。
企業や大学でもこのSDGsを掲げる意識の高さが見受けられますね。
当事業所のお客様の施設でもSDGsに絡んでの作業がありました。
具体的には、敷地内の竹林を活用して施設内の柵を自前の竹で作る、というもの。

SDGsの15番目の目標である陸の豊かさも守ろう (Life on Land)に絡むものです。

 かど松としても定番でありながら新しい試みでした。
四つ目垣を作る作業は幾度となくやって来ましたが、どれも資材屋さんで竹や杭を購入しそれを使って作業しておりました。ところが今回は竹を切り出すところから始めるわけです。しかも既存の杭を再利用して・・・・。これが大変勉強になったんです。

まず、竹が真っすぐでないwww
資材屋さんで気軽に買い求めていた竹の素晴らしさに気が付きました。商材になりうる竹はそれなりに手入れをしてこなければ成立しないのですね。竹林整備事業を将来的に担っていきたい願望がありますので、竹の商品化を踏まえた整備を勉強せねばならないことが分かりました。40本切り出して真っ直ぐな竹は2~3本というところでしょうか。
それと、太さが揃わないwww

当然ですよね。資材屋さんでは太さごとに分別してくれているわけですが、敷地内の限られたスペースで利用できる竹を分別しては使いたい量に届きません。これを上手く組み合わせて使わざるを得ません。
加えて既存の杭と合わないwww
再利用するにしても、ボロボロの杭は交換します。ただ、経年劣化は否めませんから当然使える杭であっても押したり引いたり打ったりは出来ません。すると高さが合わない。これを上手く収められなければ竹垣になりません。

 前述の問題をクリアして、杭と胴縁まで組めれば後は立子だけなのですが、その杭と胴縁までが大変です。合わないので別の竹を使い、それでも合わないので差し替えて・・・・通常の倍近い時間が掛かりました。これをスムーズに出来るようになるためには条件がいくつか考えられます。

組む以前の竹林整備ですね。竹は概ね筍が出てから2~3年後に伐期がくるのですが、竹垣用に事前に選別しておかねば太さが揃いません。また、日頃から歪な竹を間引いておかねば後で非常に苦労することになります。そして、杭だけば全て新しく打ち直した方が無難です。既存と新品では劣化の程度が変わってしまいますし、作業的にも既存の釘やビスを抜く時間で十分打ち直しが可能です。

色々とSDGsに絡んで持続可能な開発や再利用を検討することが楽しくもハードルが幾つも存在するのだと実感しました。

 SDGsで何か具体的な施策をしなければならないご担当者様、かど松にお声掛けいただければお手伝いいたします。

 ちなみに画像のこ汚い手は何なのか?というと、竹垣を作る際のシュロ縄で真っ黒になった手です。職人さんなら「ああ・・・・ そうだよねぇ(苦笑)」と笑ってくれるところです。個人的には、如何にもTHE 職人!!って感じで悪い気はしないんですが・・・・



庭なら かど松

「あの家いいな」「このマンション素敵・・・・」と感じる時、 ≪庭≫に目がいきませんか? そう、実は外観(エクステリア)は【資産価値】に直結します。  その資産価値の高さは【適切な管理】があってこそです。 家族と友人と、ちょっと庭を眺められたら・・・・ 仕事帰り・買い物帰りに我が家を見て、ちょっとニヤけてほしい。 ≪≪皆様の要望以上に応えたい≫≫がモットーのかど松です。

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