オリーブの害虫

※添付した画像には虫が写っております。
 苦手な方は閲覧を控えて下さい。


虫の画像が問題無い方はそのまま下へスクロールして下さい。

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 今日はお客様の庭のオリーブが弱ってきているとの相談を受け、診察に行ってまいりました。到着してそうそう、オリーブの木に小さな穴がいくつも開いています。


「穴自体は新しくないけど、間違いなく虫だな・・・・」と思って探してみると、居ました。

こいつらです。

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【オリーブアナアキゾウムシ】と言いまして、オリーブを枯らしてしまうほど厄介な虫です。名前からするとギリシャやイタリア等の地中海から来た外来種かと思ってしまいますが、こいつら日本の固有種で、元々日本に居る虫です。むしろ地中海にはこのゾウムシは居ないそうです。近年、オリーブ栽培が盛んになってきたことで逆に注目されてしまった害虫ですね。特に小豆島で被害が大きく、直ぐに犯人がこのゾウムシだと判明し、そのまんまの《オリーブ穴開き象虫》と命名。・・・・新種ってわけではないのでしょうから、それまでは別の名前が付いていたのでしょうねwww
2人で時間を掛けて徹底的に捕まえたところ15匹。画像で後ろの方は死んだフリしてますが、しっかり全員生きてます。まだ幹の中にもいるのでしょう。
※オリーブアナアキゾウムシの寿命は虫の中でもやたらと長く、3~4年で越冬します。

うーむ・・・・ こんな小さなオリーブに20匹以上ものゾウムシに穴を開けられたら、それは弱ってしまいますよね。捕殺駆除して薬剤散布をして経過観察するしかありません。最近になって定期管理に入った物件だけに色々悔やまれます。普段から見ていれば対応のしようもあったのですが。


「そんなに沢山の害虫がいたとは気が付かなかった」とのお客様談。
保護色ですからなかなか一般の方には厳しいかもしれません。
風邪も引き始めが肝心です。ちょっとおかしいな、と思ったら直ぐに専門の方へご連絡ください。進行してしまってからですと対処のしようのない場合が多いです。
ゾウムシ、侮れないですね。



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