おはようございます。
朝から虫の話に抵抗ある方もいらっしゃるかもしれませんが、大事なことなので・・・・
先日、紹介で依頼があり伺ったお客様のお宅でチャドクガが大量発生していました。
チャドクガは《茶毒蛾》であり、チャノキの仲間(=チャノキ、ツバキ、サザンカ等)の葉を好んで食べるのですが、最近被害が酷くなっている印象を受けます。
発生時期も今年は特に早かったのでエビデンスは無いのですが感覚的に温暖化など環境要因もあるのかも・・・・と感じております。
このお客様はかなりご高齢の方のご自宅裏庭でした。
そして、ご自身で毛虫の処理をしようとされていたのです。
いやいやいやいや・・・・
他の毛虫ならいざ知らず、チャドクガに対して無謀過ぎますね(苦笑)
幸い娘さんが近くに住んでいらっしゃり、プロに頼もうとの話になったため事なきを得ましたが、そのまま素手で防護も特にせず手を突っ込んだらとんでもないことになります。
業界関係者からすれば【生物兵器】のようなチャドクガですからね。
これだけチャドクガ被害が頻発すると、いまのところ《アナフィラキシーショック》での死亡者は出ておりませんが、ショック症状で生命の危機に陥るケースも出てくるのではないかと思います。
被害は、発疹とその痒み、尋常じゃないくらい痒いです。
一説によると、たった1匹のチャドクガに50万本もの毒針を持っているとかwww
そして厄介なことに、脱皮した抜け殻でも被れることです。
今回は見積りに行った段階で専用の薬剤を散布し、数日明けてから完全防護して枝を1本1本慎重にビニール袋に入れて処理しましたが、それでも一部痒みが相当出ました。
いやいやいやいや、お爺ちゃん、自分でやったらダメですよwww
業界関係者の方が見てらっしゃると思うので、ちょっと作業後の処理で提言を1つ。
『チャドクガの毒はタンパク質なので、熱を加えると熱変性による無毒化が期待出来る』ということです。
具体的には50℃以上であれば無毒化出来るそうなのですが、私はチャドクガ対応した際の服等は必ず60℃近いお湯にしばらく浸けておきます。
プラシーボかもしれませんが、毎回それをやって以後その服で痒くなったことはありません。
間違ってもチャドクガ対応した服を帰宅後に家族の洗濯物と一緒にしないで下さいねッ!!!
※被害が拡散して、家族の服が痒くなります。
かど松では病虫害に対する専門知識を持って迅速な対応を心掛けております。
何かご不明な点等ございましたらいつでもお問い合わせください。
0コメント