今年は色々有りすぎててんてこ舞いです。
タイル張替え工事、自動芝刈機の断線復旧工事、樹木診断、土壌改良工事、記念樹植替え工事、人工芝敷設工事、その他に大規模施設における年間管理などなど、休みもロクになく動き続けています。先週は1週間で1500km走行しててもはや長距離ドライバーですwww
さて、久しぶりに更新するので何をネタにしようかと思ったのですが、今回は《シロアリ》についてです。シロアリと造園って被りそうで被らないイメージですが、実際には非常に関わり合いがあります。なにしろシロアリは生きた樹木に被害を及ぼしてしまうのですから・・・・ かくいう私も全くシロアリに関して無知であり知識も技術もありませんでしたが、今年に入って研修や勉強を進め、特に樹木医としての視点の中で重要視されるべきとの考えに至っています。何しろほとんどの方が知らないのですからwww
ネットでは「日本には20種類以上のシロアリがいる」と書かれていますが、実務的には2~3種類把握しておけば十分です。※シロアリ防除施工士とかそっちの方目線ではなく樹木医目線での個人的な感覚です。具体的には、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリです。最後のアメリカカンザイシロアリは生きた樹木というより材木への被害が中心ですので、樹木医としては前述のヤマトシロアリとイエシロアリがメインとなります。私は東京の郊外ですので、関東近郊で出くわすのはほぼヤマトシロアリと言って良いのでしょう。
では、ヤマトシロアリだけ把握しておけば関東の樹木医は大丈夫?? ⇒答えはNOです。国土交通省のシロアリ被害実態調査報告書でも昭和30年~40代に比べ《家屋の被害》は激減しています。しかし、実は元来南の温暖な地域のシロアリの分布域は地球温暖化に伴い拡大を続けています。九州を中心とした激甚被害をもたらすイエシロアリもどんどん北上してきているのです。実は先日も三保の松原へイエシロアリの実態を確認しに行ってきたばかりなのですが、普通にいましたね・・・・(苦笑)それが今では神奈川県の海岸沿いにまで到達してきています。これを《ヤマトシロアリ程度》の認識でいてイエシロアリが関東に入ってきたら恐ろしい事態になると考えます。やたらめったら不安を煽るようなことはしませんが、樹木医たるもの将来に備え、イエシロアリがヤマトシロアリとどう違うのか?どう防除すれば良いのか??くらいは身につけておきたいですね。
キノコが生えてしまってから対策するのも、イエシロアリの被害が出てから慌てて防除の仕方を勉強するのも手遅れです。
それよりも
『最悪を想定し、過度に神経質にならずに確り《準備》と《管理》と《確認》をする』
これが正しい在り方のように思います。
かど松ではシロアリへの対応も可能です。何かございましたらいつでもご一報下さいませ。
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