最近天気が不安定ですね。この日も予報は『雨』。スタッフと二人で「雨かぁ・・・・」と嘆いておりましたが、何とか最後まで雨が降らずにもちました。
レッドロビンは非常に優秀な庭木と思いますが、同時に放置していると乱れやすい樹木でもあります。年に最低2回くらいは手を入れないと景観維持が難しいと言えるでしょう。
※このマンションのレッドロビンは5月11月の年2回手入れをしていますから、ビフォー(左画)⇒アフター(右画)でありながら、半年後にはアフター(左画)←ビフォー(右画)でもあるのです(笑)
そこで≪何が難しいのか?≫を具体的にお話ししておきます。多くの樹木は陽が当たらなくなると枝がどんどん枯れていきます。典型例がマツでしょう。レッドロビンも表面は非常に密に葉が繁りますが、内側はスカスカです。それでいてグングン新芽は伸びていきます・・・・で、内側は葉に陽が当たらないので落葉していきます。これを繰り返しているとアッという間に上下前後左右に1mほど膨張するのです。それを放置しておいて『嗚呼、出過ぎたから切り戻したい』と思ってもなかなか遣り辛いんです。だって、切り戻すということは内側の葉の無いところまで戻さざるを得ない=ブラインド(目隠し)機能は無い、ってことですから(苦笑)
よくお客様から『目隠しの機能はしっかり保持しつつ、出過ぎた部分を切り戻してほしい』と言われるのですが、これが≪難しい≫所以です。やはり成長の早い樹木ほど定期的に手入れをしてあげねばなりませんし、放置し続けて後でまとめて切り戻そうとすれば当然何かを犠牲にせねばなりません。
それでも解決策はあります。何かと言うと苦肉の策ではありますが『片側ずつ切り戻す』やり方です。例えば、出過ぎた生垣の表側をガッツリ切り戻します。当然表側はスカスカ。その代わり、敢えて裏側は手を付けないでブラインド効果を保持させるのです。そして、表側にしっかり新芽が生え揃ってから裏側をガッツリ切り戻すのです。そうすれば時間は掛かりますがブラインド効果を保持しつつ確り切り戻すことも可能です。時間が掛かるのと一時的に見てくれが悪いのが難点ですね。
レッドロビンの生垣の何が難しく、何故こまめに手入れをする必要があるのか、今日はそんなことをブログをご覧になっていただいた方が知っていただけたら嬉しいです。
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