先日、とある大学において樹木診断研修がありました。
教授のご厚意で色々なことを体験でき、非常に得るものが多かったです。
ピカスはセッティングが意外に大変です。
キャリパーを使って正確に測定していくのですが、今は3Dスキャン技術が発展しているのでそのうちもっと簡便な手法が開発されるのでは?と個人的に思いました。
個人的に感じたもう1つが、ハンマーで叩く強度について。
これは男女でも力の強さに差がありますし、もっと言えば同性でも違う人が叩くと数値が微妙に変わってきます。これは打撃を機械的に一定の状態を作り出す必要があるように思います。ベロシティ調整とでも言えばよいのでしょうか?探せば一定の打撃を加えられる装置とか組み込めそうですよね。
他の診断機器でも《その場で画像化》出来るものがどんどん増えていくのでしょう。
お客様やご担当者がその場で判断できて、提案書を精査する上でも非常に有効な手段です。
余談ですが、樹木医だからと言って資格保有者がすべからく皆緑化関連事業に従事しているわけでも樹木診断の経験が豊富なわけでもありません。
ただ、樹木医と《医》が付くからには「樹木全般について技術・技能を修得しつつ、専門は◯◯です」というのが理想です。
仮にお医者さんが、「医師免許は所持してるけど医療現場に従事してないし、診断も出来ないよ」と言ったら、一般人は「お医者さん」とは認知しないでしょう。
樹木医で緑化事業関連に従事していなくとも樹木に明るく全般出来た上で都市計画の仕事をしているのであれば「全般出来るけど専門は都市計画だ」という形になり樹木医として立派な仕事をしていると思います。
医は医でも医師と樹木医では雲泥の差がありますが、私としてはインターン制度のようなしっかり技術・技能が修得出来るシステムを作れないかな・・・・と常々感じます。
かど松ではピカス等の機械診断が出来るよう準備を少しずつ始めたところです。
まだまだ勉強することが多いですね。
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